山口安次郎翁を訪ねて

2008.02.01 Friday

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    9月11日に、京都・西陣の工房兼自宅で一人で暮らす安次郎翁を訪ねました。
    西陣の重鎮でいらっしゃる方にお会いするかと思うと、もう緊張で…。
    玄関を入り、奥の土間(作業場)まで案内されると、織機に向かう真剣な姿が。
    織機の音だけ静かに流れていました。お仕事の邪魔にならないよう気をつけたつもりですが、ともかくはじめてのことであれこれとお聞きしてしまいました。
    ご好意でビデオと写真撮影をさせていただきました。



    当時ついは能装束を織られていました。初めて手織機を見てびっくり!
    天井高く縦長い織機に、何千本という糸が見事に整列されていました。
    手元にあるたくさんの杼をリズミカルに動かす安次郎翁。
    舞手の方を思い、舞い易いよう、余分な糸を使わずに軽く仕上がるように、手間をかけて、軽糸に緯糸の杼を通していきます。
    軽くて締めやすい袋帯が出来るはずです。



    紋図
    大事な紋図です。マス目に事細かに色分けし書かれてありました。
    これを基に15〜17色ほどの糸を巧に使い分け、色彩豊な唐織が出来上がります。


    記念撮影
    お仕事の手を休め記念撮影まで撮って下さいました。


    手鏡
    時折、正確に織られているか、手鏡で表を見ます。
    実際は裏面を見ながら織っているからです。


    大感激でした!
    大変、貴重なお話をお話を伺うことができ、大感激でした。
    経歴では、誕生日が戸籍上の10月1日ですが、本当は、9月11日!
    ちょうどお伺いした日が誕生日で、安次郎翁の娘さんがお作りになったおはぎをご馳走になりました。
    きな粉を飛ばさないよう、緊張しながら、大口で頂きました。とてもおいしかったです。

    11月4・5日の2日間で、お客様にも同様の感動を味わっていただくことが、私達の願いです。
    本当にすばらしい方です。文面だけではとても伝え切れません。