安次郎翁「お別れの会」

2010.04.09 Friday

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    皆様、ご存知かとは思いますが、山口安次郎翁が7日、老衰のため京都市内の自宅で死去されました。御年、105歳。お別れのときって遅かれ早かれ、人間必ずくるけれど、山口安次郎翁は本当に天寿を全うされたなって思います。
     心よりご冥福をお祈りする為に、4月6日に、ホテルグランヴィア京都で行われました安次郎翁「お別れの会」に出席しました。

    安次郎翁「お別れの会」安次郎翁「お別れの会」会場

    各界から有名な方がご出席されていたので、田舎で零細な店の私など、こんな席に座らせて頂いていいのかなって、非常に恐縮しました。椅子に名札が付いていたのですが右3人隣に坂東玉三郎氏、2列前には人間国宝の重鎮、能の宗家の家元方、見回してもどこかで見た顔が多いので、肩身せまかったです。ちなみに坂東玉三郎氏は欠席でした。確か東京で公演中でしたものね。逆にそれで少し落ち着きました。

    安次郎翁「お別れの会」芳名板

    安次郎翁「お別れの会」憧れの方の後ろで

    会は、まずはお手向、として観世流老分 人間国宝 片山幽雪氏のシテ「江口」で始まりました。観世流の数多くの先生を従えての謡は素晴しかった。
    その道を極めた者同士が、会話をされているような感じでした。天国から安次郎翁、帰ってきてるようでした。

    長男の山口巌社長の謝辞を聞いて驚いたのですが、安次郎翁は亡くなった日も最後まで自分でトイレに行かれたそうです。送り人もあまりにも安らかな最後で正に大往生だったそうです。安次郎翁らしいな。合掌。